日本の不動産の売買

日本の不動産の売買といえば、必ず現物の引き渡しを伴う実需の取引に限定されると思われがちです。外国人投資家がどんなに日本の不動産をカラ売りしたいと思っても、肝心の日本にその市場機能がなければ、投機的な仕掛けはできないだろうと日本人は思っていました。しかし、その見方は大きく間違っていたのです。実は外国人投資家は、日本の銀行株を大量にカラ売りすることによって、日本の不動産も同時にカラ売りしていたのです。いや、むしろ日本の不動産をカラ売りするために銀行株をカラ売りしてきたといっても過言ではありません。それぐらい外国人は、日本の金融システムがいまだに土地本位制のうえに成り立っていることを確信しています。日本の不動産の売り叩き=銀行株のカラ売りという構図は、実はまだそう多くの日本人に認識されているわけではありません。ほとんどの日本人は、日本株が売られるのは日本経済の具合が悪いからだと思っているようですが、実際はそうではないのです。日本の株安は、日本の不動産を大量に担保に抱え、支配権を持っている銀行の株式が、不動産の代わりに売り浴びせられているとみるべきです。

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