グローバルスタンダード

そもそも多くの日本人がグローバルスタンダードなるものを唱え始めたのは、橋本首相が九六年秋に提唱した「日本版金融ビッグバン」構想に盛り込まれた三つの柱、フリー(自由)、フェアー(公正)、グローバル(国際化)に触発されたからではないかと思います。確かに、金融の世界では日本は徐々にではありますが国際化を進めつつあります。いまとなっては信じられない話ですが、なにせ七年ぐらい前のバブルの頃までは、東京が国際金融センターになると多くの人が信じていたくらいです。その後長い低迷が続いているとはいえ、いまでも日本の金融市場は大きさではアメリカに次ぐ世界第二位の位置にいるのです。特にこの三年間は、日本の超低金利が世界の金融市場に投機マネーを大量供給する構図が続いているために、世界の投資家にとって、日本はかけがえのないマネーディスペンサーの役割を演じていることになります。株式市場も、いままで以上に外国人投資家の投資態度(いわゆるガイジン買い、ガイジン売り)に左右されるようになってきました。金融市場が洗練されているかどうかは別として、日本初のマネーの動きが国際化していることだけは事実です

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