「不動産の先物」がシカゴに上場する日

【「不動産の先物」がシカゴに上場する日】REITやマスター・リミテッド・パートナーシップ、それにCMBS(商業モーゲージ担保証券)などは、主にニューヨークのウォールストリートでつくられる不動産投資商品と言っていいでしょう。これらの商品は、ウォールストリートに基盤を持つインベストメントバンク(投資銀行)が、大量の優良不動産を証券化して株式市場に上場させ、発行証券の引き受け業務を一手に請け負う証券会社主導のビジネスです。アメリカの不動産がマネーゲームの対象になりつつある一番の原因は、これらインベストメントバンヵーの積極的なビジネス展開にあるのです。確かにニューヨークには世界最大の金融市場がありますが、アメリカの金融市場はニューヨークに限られるわけではありません。ニューヨークの対極には実物(商品)取引市場と金融の先物市場の中心地シカゴがあります。そして、アメリカの不動産投資市場も、ニューョークの金融市場のみならずシカゴの先物市場にも広がっているのです。現在シカゴ商品取引所(CBOT)では、不動産の先物商品が上場されようとしています。具体的な先物対象としては、アメリカ都市部の独身者用住宅指数をベースにした先物商品が検討されています。

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